市原保健医療圏


市原市

地域の概要

市原保健医療圏は、市原市単独で構成される二次保健医療圏である。面積は368.16平方キロメートルで県土の7.1%、人口は約27万人で県人口の4.3%を占める。北部には市街地や東京湾岸の臨海工業地域が広がり、南部には丘陵・山間地域が広がるため、市内でも人口密度、交通事情、医療機関へのアクセスに大きな差がある。高齢化率は29.9%、75歳以上人口の割合は14.4%で、県平均をやや上回る。総人口は2020年の約27万人から2050年には約20万8千人へ減少する一方、75歳以上人口は2030年頃まで増加する見込みである。産業保健や労働災害への対応も重要な地域特性である。


医療圏の概要

圏内には病院13施設、診療所158施設があり、帝京大学ちば総合医療センター、千葉労災病院、千葉県循環器病センターなどが高度・専門医療や救急医療を担う。圏内住民の71.6%が圏内医療機関へ入院し、圏内医療機関に入院する患者の71.7%が圏内居住者である。千葉保健医療圏への患者流出が比較的多く、圏域間の連携が重要である。救急搬送の84.7%は圏内で受け入れられ、平均搬送時間は54.48分である。将来は高度急性期、回復期、慢性期病床の不足と急性期病床の過剰が見込まれるため、病床機能の転換と在宅医療体制の強化が求められる。


医師・看護師の現状

医療施設に従事する医師は501人で、人口10万人当たり185.9人と県平均205.8人を下回る。医師偏在指標は200.1、全国330医療圏中161位で、医師多数区域、医師少数区域のいずれにも該当しない。目標医師数508人に対し現状は501人で、7人の差がある。外来医師偏在指標は69.4で県内9位となり、診療所医師が少なく、精神科、眼科、耳鼻咽喉科なども県平均を下回る。就業看護職員は2,691人、人口10万人当たり1,012.1人で県平均を上回る。市北部と南部の地域差に留意し、外来、救急、在宅医療を担う医師の確保と、訪問看護を含む看護職員の適正配置を進める必要がある。


将来推計人口

市原保健医療圏:将来推計人口

医療介護需要予測指数

市原保健医療圏:医療介護需要予測指数