東葛北部保健医療圏


松戸市 / 野田市 / 柏市 / 流山市 / 我孫子市

地域の概要

東葛北部保健医療圏は、松戸市、柏市、流山市、我孫子市、野田市の5市から構成される。面積は358.14平方キロメートルで県土の6.9%を占め、人口は約140万8千人と県人口の22.4%に達する人口集積地域である。東京都、埼玉県、茨城県に隣接し、JR常磐線、つくばエクスプレス、東武野田線などの交通網が発達している。高齢化率は26.9%、75歳以上人口の割合は13.7%で、県平均とほぼ同程度である。総人口は2030年頃までおおむね維持され、その後は減少する一方、75歳以上人口は2020年の約19万3千人から2050年には約28万7千人に増加すると見込まれる。


医療圏の概要

圏内には病院59施設、診療所820施設、歯科診療所729施設があり、松戸市立総合医療センター、東京慈恵会医科大学附属柏病院、千葉西総合病院、国立がん研究センター東病院などが中核的役割を担う。圏内住民の80.1%が圏内の医療機関へ入院し、圏内医療機関の入院患者の81.8%が圏内居住者であり、比較的高い医療圏内完結率を有する。救急搬送の94.6%が圏内で受け入れられ、平均搬送時間は約48.7分である。高度急性期医療、がん医療、救急医療が充実する一方、将来は回復期・慢性期病床と在宅医療の需要増加が見込まれるため、医療機能の分化と連携が重要である。


医師・看護師の現状

医療施設従事医師数は2,599人で、人口10万人当たり184.6人と県平均205.8人を下回る。医師偏在指標は203.1で全国330医療圏中147位となり、医師多数・少数のいずれにも該当しない。ただし、分娩取扱医師と小児科医は相対的医師少数区域に位置付けられ、周産期・小児医療の確保が課題である。就業看護職員は12,510人、人口10万人当たり881.6人で、県平均989.8人を下回る。今後は、高齢者医療と在宅医療の増加に対応するため、看護職員の確保・定着、訪問看護、多職種連携、医療従事者の働き方改革を進める必要がある。


将来推計人口

東葛北部保健医療圏:将来推計人口

医療介護需要予測指数

東葛北部保健医療圏:医療介護需要予測指数