千葉保健医療圏


千葉市

地域の概要

千葉保健医療圏は、千葉市の中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、緑区、美浜区の6区からなる二次保健医療圏である。面積は271.76平方キロメートルで県全体の5.3%、人口は約97万5千人で県人口の15.5%を占める。県庁所在地として行政、経済、教育、交通などの都市機能が集積し、鉄道や高速道路によって周辺地域との結び付きも強い。高齢化率は26.9%で県平均の27.6%をやや下回るが、65歳以上人口は約25万人、75歳以上人口は約13万人に達する。総人口は2020年の約97万5千人から2050年には約89万7千人へ減少する一方、75歳以上人口は増加する見込みであり、生産年齢人口の減少と医療・介護需要の拡大への対応が求められる。


医療圏の概要

圏域内には病院48施設、診療所720施設、歯科診療所555施設、薬局441施設があり、人口当たりの施設数はいずれもおおむね県平均を上回る。千葉大学医学部附属病院、千葉医療センター、千葉県がんセンター、千葉県総合救急災害医療センター、千葉県こども病院など、県全域を対象とする高度・専門医療機関が集積していることが大きな特徴である。がん、小児、周産期、救急、精神、災害、感染症などの専門医療を担うほか、紹介受診重点医療機関が13施設あり、周辺医療圏から患者を受け入れる広域的な役割も果たす。救急搬送の78.5%は圏域内で受け入れている一方、平均搬送時間は約52.8分である。また、今後は高度急性期、回復期、慢性期病床の不足と在宅医療需要の増加が見込まれるため、急性期から回復期、在宅医療・介護までの機能分化と連携強化が重要となる。


医師・看護師の現状

圏域内の医療施設従事医師数は2,812人で、人口10万人当たり288.4人と県平均205.8人を上回る。医師偏在指標は268.6で全国330医療圏中58位となり、医師多数区域に位置付けられている。千葉大学医学部を中心に、基幹型臨床研修病院7施設、専門研修基幹施設11施設が立地し、医師の養成・研修機能も充実している。ただし、初期救急、認知症、精神疾患などでは不足感があり、診療科や地域による偏在への対応が必要である。就業看護職員数は11,802人で、人口10万人当たり1,205.8人と県平均989.8人を上回る。高度医療や救急医療を支える人材は比較的充実しているが、高齢化による入院・在宅需要の増加に備え、訪問看護や退院支援を担う看護職の確保、定着、資質向上、多職種連携を継続して進める必要がある。


将来推計人口

千葉保健医療圏:将来推計人口

医療介護需要予測指数

千葉保健医療圏:医療介護需要予測指数