千葉の特徴

千葉の街並み

超高齢化を迎える地域に

千葉県の75歳以上高齢者は2015年の71万人から25年の107.4万人、35年の111.6万人と著増し、2025年問題が最も深刻に表れる地域です。
現状では、医療提供体制、介護提供体制とも過少となっており今後の超高齢化に向かって迅速な対応が必要となります。


地域によって医療環境が様々

大都市型の千葉、東葛南部・北部医療圏、地方都市型の君津、山武長生夷隅医療圏など、医療圏によって医療・介護の状況が異なります。
千葉、東葛南部・北部の大都市型医療圏では、拠点病院が存在していますが、これらの地域の400万人の人口に見合った需要には対応できていません。一方、拠点病院が存在していない医療圏もあります。


医療・介護資源が最低水準

人口10万人当たり病院数(4.6)は全国44位(平成22年)、一般病床数(553)は45位、療養病床数(155)は45位(平成24年)、人口10万人当たり医師数(164)は45位(平成22年)、看護師数(524)は46位と、すべての指標が低い水準となっています。
平成22年の65歳以上人口10万人あたりの介護老人保健施設の定員は、881.5と全国平均(1040.0)を15%下回り、全国42位。介護老人福祉施設の定員は1011.9と全国平均(1367.9)を26%下回り、全国47位。平成22年の65歳以上人口10万人あたりの訪問看護ステーションは12.6と全国平均(17.4)を下回り、全国40位となっています。


医療・介護の充実が必要不可欠
な千葉県では、2010年に比べて25年には75歳以上人口が2倍近く増えます。
特に、千葉、東葛南部・北部の医療圏等は2010年から40年にかけて75歳以上人口が2倍以上に。しかも医療・介護資源は乏しい。これまでは、年齢層が若く受療率が低く、他の医療圏でサービスを受けた住民も多かった。今後は、高齢化が進み、住所地でサービスを受ける人が増え、介護需要も増大していきます。

各医療圏の特徴については、下記をご覧ください。