【厚労省】2024年度診療報酬改定の答申、高齢者救急・賃上げ・DXが目玉ポイントに|千葉de医院開業

2024年2月16日

病院のイメージ

厚労省は2月14日、中医協総会を開催し、2024年度診療報酬改定に係る個別改定項目案を答申した。2024年度診療報酬改定の大局的な方向性として、①ポスト2025の医療提供体制の強化として「高齢者の救急対応」スキームの見直し、②医師の働き方を推進しつつ「職員の賃上げ対応」による処遇改善の実施、③「医療DXの実現」に向けたインフラ整備の評価が目玉ポイントに挙げられる。

 

①に関しては「地域包括医療病棟」を新設することで、「高齢者の救急対応」のスキームを構築していく中、7対1病棟の厳格化を行いながら機能分化(差別化)を進めていく。介護施設に係る協力医療機関の役割を、在宅療養支援病院や在宅療養後方支援病院、地域包括ケア病棟に付することで、「施設利用者の救急対応」のスキームも再構築されていく形となった。

 

②については、本体プラス改定による財源確保により「賃上げ対応」の評価として、医療に従事する職員への賃上げを対象(経理などの非医療の従事者は対象外)とする「ベースアップ評価料」が新設となった。外来2~28点(救済1~64点)、入院1~165点の評価となり、1.2%賃上げ対応の救済点数を設定した。賃上げ計画の策定と実績の報告が要件となっていることから、厳格な対応が望まれている。

 

③では、オンライン資格確認等システムを起点とした「電子処方箋管理サービス」と「電子カルテ情報共有サービス」の運用に紐づけた「医療DX推進体制整備加算」を新設した。健康保険証からマイナ保険証への切替を推進するため、現行の「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」を「医療情報取得加算」に改めた。

 

■関連サイト:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00247.html

開業医の声

今村医師

2021年2月15日

今村医師:駅前クリニック内科・心療内科

ご開業の動機やきっかけをお聞かせください。 大学医局を通して、医局OBの先生のクリニック継承を依頼されたことがきっかけです。元々、私が開業を目標にしていることをご存じだった教授から,直々にお話をいただきました。 ご開業ま…

続きを読む

來村 昌紀ドクター

2017年11月11日

來村医師:らいむらクリニック

開業しようと思われたきっかけは何でしょうか? 以前私は脳神経外科で頭痛外来を担当しておりましたが、その治療の一つとして漢方薬の有用性に気付き、千葉大学に勉強にきていました。その時も千葉中央メディカルセンターの脳神経外科で…

続きを読む

渡辺 冬嗣 医師

2017年9月19日

渡辺医師:わたなべファミリークリニック

開業しようと思われたきっかけは何でしょうか? 以前から、そのうち開業したいと検討はしていたんですよ。本来は戸建てを検討していましたが、岩渕薬品の担当者よりこんな物件もありますよと提案を受け、とりあえず、見に行ったら自分の…

続きを読む