【厚労省】電子処方箋に関するHPKIカードや補助金、今後のスケジュールなどを公表|千葉de医院開業

2022年7月15日

HPKIカード見本

厚労省はこのほど、オンライン資格確認のポータルサイトに、電子処方箋に関する補助金やHPKIカードに係る情報を更新した。2023年1月の電子処方箋の運用開始に向け、今回は対応が必要なHPKIカードの発行申請等の準備作業の内容や作業スケジュール、補助金などに関する概要を公表した。

 

電子処方箋の発行および応需は、オンライン資格確認等システムの仕組みを用いてHPKIカードを利用するため、システムベンダによる準備作業として「パッケージソフトの改修等」が必要となる。その補助金として、大規模病院(病床数200床以上)では162.2万円上限(事業額の486.6万円を上限にその1/3を補助)、大規模病院以外は108.6万円上限(事業額の325.9万円を上限にその1/3を補助)、診療所・薬局では19.4万円上限(事業額の38.7万円を上限にその1/2を補助)、大型チェーン薬局(※グループの処方箋受付が月4万回以上)は9.7万円上限(事業額の38.7万円を上限にその1/4を補助)と設定された。

 

電子処方箋の運用では医師・歯科医師が電子的に署名を行う必要があり、稼働予定の2023年1月時点ではシステムに係るガイドラインに準拠したHPKIカードを用いた署名方式とするため、医師・薬剤師に対して取得手続きをお願いしている。今後のスケジュールとして、8月に運用マニュアル、9月に電子処方箋の利用方法をまとめた動画や準備作業手引き、10月に電子処方箋の利用申請フォーム、来年1月頃に電子処方箋の補助金申請フォームの公開が予定され、来年2月以降に補助金申請の受付を開始する。リーフレットや説明会資料は順次公開予定とした。

 

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