佐倉市の医師の高齢化問題について|医院開業コンサルタントブログ|千葉de医院開業

2018年12月20日

お年寄りの手

佐倉市医師会に入会している先生方の年齢に関して、市内在住の医業経営コンサルタントである「医療環境情報研究所 主席研究員の吉崎 隆氏」から下記の情報を頂き、他の地区の状況も同様の問題があるのであろうとの危機感を感じましたのでお知らせしたいと思います。

 

佐倉市医師会の医師数が、103名

  • 最高齢:96歳
  • 最年少:43歳
  • 平均年齢:64歳

(※平成26年度のデータの為、現在とは数名の差異が見込まれます)

 

更に細かく地区別に見てみると、下記となります。

  • 佐倉地区21人:平均年齢66.4歳 最高齢96歳 最年少44歳 60歳以上15人71%
  • 臼井地区22人:平均年齢63.9歳 最高齢87歳 最年少44歳 60歳以上12人55%
  • 志津地区39人:平均年齢63.5歳 最高齢87歳 最年少47歳 60歳以上25人64%
  • 根剛地区13人:平均年齢64.2歳 最高齢80歳 最年少43歳 60歳以上 9人69%
  • 千代田地区7人:平均年齢60.3歳 最高齢71歳 最年少52歳 60歳以上3人42%
  • 和田地区1人:平均年齢74歳
  • 弥富地区1人 :平均年齢不明

 

上記の通り、市内各エリアとも医師の高齢化が進展しつつあり、今後、後継者の有無も含め、問題点が浮かび上がってくることが懸念されている状況です。

 

佐倉市の周辺には、空港を持つ成田市、都内へのアクセスの良さから人気の印西市、その他四街道市や八千代市などと比較すると、高齢化率が28.6%と一番進んでいる状況です。中でも佐倉地区は32.9%と最も進んでいます。

 

そういった背景から、認知症対応や在宅医療への取り組みを強化する必要が感じられますが、まだまだそういった分野に取り組んでいる医療機関が少なく、医師自身も年齢を重ねてきて体力的にも無理を出来なくなって来ているため、若い医師への世代交代や新たな参入も必要なのではないでしょうか。

 

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