【厚生省】かかりつけ医機能の報告内容を概ね固める、17診療領域40疾患を想定|千葉de医院開業

2024年7月11日

腕組みする医者のイメージ

厚労省は7月5日、かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会を開催し、議論の整理案をもとに報告を求めるかかりつけ医機能の内容について審議した。2025年4月施行を目指す「かかりつけ医機能報告制度」では、患者がかかりつけ医機能を持つ医療機関を選択するうえで必要な医療機関の情報の報告が求められる中で、その報告内容の精査が課題となっていた。今回、報告内容は全医療機関(特定機能病院と歯科診療所を除く)に対し、「17診療領域の一次診療の対応有無の報告」、「かかりつけ医機能に関する研修修了者や総合診療専門医の有無の報告(ただし、施行5年後に研修修了者・総合診療専門医に関する要件を改めて検討)」とする方針を固めた。

 

「17診療領域の一次診療の対応有無の報告」は、以下の「17診療領域」、「一次診療の対応」は推計外来患者数の多い40疾患等が想定されている。「17診療領域」①皮膚・形成外科、②神経・脳血管、③精神科・神経科、④眼、⑤耳鼻咽喉、⑥呼吸器、⑦消化器系、⑧肝・胆道・膵臓、⑨循環器系、⑩腎・泌尿器系、⑪産科、⑫婦人科、⑬乳腺、⑭内分泌・代謝・栄養、⑮血液・免疫系、⑯筋・骨格系・外傷、⑰小児「一次診療の対応(40疾患)」高血圧、腰痛症、関節症(関節リウマチ、脱臼)、かぜ・感冒、皮膚の疾患、糖尿病、外傷、脂質異常症、下痢・胃腸炎、慢性腎臓病、がん、喘息・COPD、アレルギー性鼻炎、うつ(気分障害、躁うつ病)、骨折、結膜炎・角膜炎・涙腺炎、白内障、緑内障、骨粗しょう症、不安・ストレス(神経症)、認知症、脳梗塞、統合失調症、中耳炎・外耳炎、睡眠障害、不整脈、近視・遠視・老眼、前立腺肥大症、狭心症、正常妊娠・産じょくの管理、心不全、便秘、頭痛(片頭痛)、末梢神経障害、難聴、頚腕症候群、更年期障害、慢性肝炎(肝硬変、ウイルス性肝炎)、貧血、乳房の疾患

 

■関連サイト:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41164.html

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